[2010年3月30日]
「脱ゆとり」だそうだ。
文科省が2011年から小学校で使われる教科書の検定結果を発表した。各社が申請した教科書のページ数は現行の教科書に比べて軒並み増加。各社平均で算数が33%、理科が37%、全教科の合計でも25%増えたという。
そもそも,「落ちこぼれ」という言葉が発生したのは,学習内容が高度すぎたのでも多すぎたのでもなかろう。指導する教員の力量の低下(あるいは子どもの多様性についていけなかった)が原因だったのではないか。
それで,学力が低下したから再び教えることを増やす。
その間に教員は何をしていたかというと,教える内容が減って楽になった分,スキルアップどころかさらに能力が低下していると思われる。その状態で再び内容が増えたら今度は子どもが教わる前に教員が消化不良を起こしかねない。うまくいくはずがない。
教員の ゆとりをなくす 脱ゆとり
川柳できた!