[2015年7月10日]
台風がウロウロしていて,しかも梅雨どきなので,天気予報の確度がたいへん低くなっています。
いくらひまわり8号の解像度がよくても,確かな進路はわからんのです。
だいたい,あの予報円の中に入る確率が70%です。
ってことは,その大きな円にさえ入らない確率が3割もあるのですよ。
そういうわけで,梅雨時の天気予報はほんとうに見ない方がよいくらいだと思っていいでしょう。
普段の予報と梅雨時期の予報は精度がかなり違うのです。
えっ?
テレビの予報士は当たらないと言ってないって?
そりゃそうでしょう。
見てもらわないと困りますからね。
さて,受験生諸君が気になるのは志望校に合格できるかどうかの予想ですね。
進路予想。
模試を受けると,いろいろ判定がついてきますが,あれも実は梅雨時の天気予報と同じ程度と考えてよい場合があります。
これはある学校の校内模試と実際のセンター試験の相関図。
たとえば,理科や国語などはかなり相関が低い。
模試でよくても本番でダメだったり,模試が悪くても実際は高得点になったりするということです。
一方,英語や数学などは相関が高い。
模試の判定は,このように相関が高い科目も低い科目もごちゃまぜにしているので,かなり無理があるのです。
重要なのは,台風の進路や梅雨の天気と違って,自分の取る点数は自分の力で変えていくことができるという点。
判定がEだからといって進むのをあきらめる必要は全くないのです。
いままでの統計で10人に1人の確率であっても,自分がその1人になるように精進すればいいのです。
この夏で,その進路予想を大きく変えることができます。
頑張ってみようではありませんか。
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