[2015年7月15日]
NASAからすごいニュースが入っています。
なんと,探査機があの冥王星に接近して写真を送ってきているのです。
その写真に,ハート型の模様が写っていて話題になっています。
まあ,これは自然のいたずらで,おそらくは氷で覆われている部分がたまたまそう見えるだけのようですが,おもしろいものです。
英語が得意な人は読んでみてください。
↓
NASAのHP
我々がこどもの頃は,まだ冥王星は9番目の惑星として太陽系のレギュラーメンバーとして活躍?していました。
惑星といえば「すいきんちかもくどてんかいめい」と覚えたものです。
大阪人の悪い癖で,これを「すいきんちかもく土方仮面」などと言って人を笑かすネタにしたりしてましたが。
ところが,ある時,冥王星の惑星としての資質に問題ありとの指摘をする人が現れて,まあ,そういえば惑星にしてはショボいなーということがばれてしまったので,惑星権剥奪ということになってしまいました。
準惑星に格下げ・・・
過去の栄光が一転,太陽系外縁天体のただの1つということになってしまった,かわいそうな星なのです。
それでも,NASAはこの冥王星をめざして探査機と飛ばしていたのですね。
実は冥王星はわからないことだらけで,近くでちゃんと見てはじめて大きさがわかったというのです。
たしかに,地球からかなり離れているので,望遠鏡で見ても正確な大きさがわからなかったのです。
ちゃんと近くで測るとやはり思っていたよりも少し大きかったことが判明したようです。
従来は2300km弱という値だったのが,今回2370kmとわかったのです。
それでも,地球をまわっている衛星の月の直径が3400kmあるのですから,やはり惑星としては小さすぎる感は否めないですね。
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この写真は太陽の前を通過している水星です。
(画面ど真ん中の小さな黒い点が水星です)
冥王星の大きさはこの水星の半分程度ということになります。
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