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尾崎塾
富田教室

[2015年7月20日]

オーケストラのように

今日は珍しく,演奏会に行った。

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特に音楽が趣味ではないのだが,(歌謡曲は大好きだが),過去に何度か演奏会には行ったことがある。
学校に勤めていると,どうしても芸術鑑賞と称するイベントがあって,定期的に一流の演奏を聴いたり,あるいは友人で合唱をやっているのがいて,それに行ったり・・・

そういうわけで,特段の理由がないとめったには行かないのだが,今日は塾生が出ているというので招待していただいたのだ。

しかし,すごいわ。

いや,技術とか音はよくわからないのだが,あの統率力というのは他の分野ではなかなか実現できないシロモノだ。
いつもそう思う。

比較するのもアレだが,野球の監督がチームをつくるのと比べたら,オーケストラの指揮をする方がはるかに次元の高いことをやっている気がする。

野球の監督なんて,状況に応じて,やれバントだ,エンドランだ,ピッチャー交代だとやっていけばよいのだが,オーケストラの本番は一度に大勢の奏でる楽器を全て掌握しつつ,それをコントロールしていくのだ。
第一,野球の監督はベンチに座ってせいぜいサインを送るか,選手交代を告げにいくしか動かないが,指揮者はずーーーーっと動きっぱなしだし。

もちろん,本番に至るまでの過程の方がさらにスゴイことになっているのは十分わかるが,そこはなおさら我々には見えない。
だから,本当の大変さはうかがい知ることができないが,もっと予想を超えたすごいノウハウがあるにちがいない。

甲子園に出るチームも,日々の鍛錬がすごいのであって,試合ではその一部しか見えないのと同じだろう。
高校野球の監督もたいへんだが,しかしながらそれよりも確実にスゴイんだろうなーと思って聴き入っていた。

そして,これまた比べるのもアレだが,我々の仕事はどちらかというとオーケストラの指揮者みたいなものだと再認識した。
生徒が個々に演習をしていて,時々刻々状況が変化するのを掌握しつつ,全体をコントロールする。
指揮棒を振って激しく動きまわるのではないが,研ぎ澄まされた神経の使い方はオーケストラの指揮者に学ぶべき点がある。

たまにはこういう演奏会で刺激を受けて,自分の仕事にも生かそうと思った1日だった。


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