パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2010年4月3日]

桜の写真

桜の花はなんとも美しい。
清楚な美しさを持っている。
これを写真に撮るのが難しい。
img1
今まで桜の写真をおそらく何百枚と撮っているが,いい感じに撮れたのはほんの2,3枚か。デジカメになって確認などしやすくなったが,花の中で桜が一番撮影するのが難しい。

理由はいろいろあるが,一つはあの白っぽい色。被写体が白いとカメラの方で勝手に明るすぎると判断してしまうのだ。だから人間が補正してやらなくてはならない。これもデジカメになったからといって後で補正すればよいというわけでもない。はじめにしっかりと露出をあわせておくにこしたことはないのだ。
二つ目の理由は,桜は花の集合体だという点。構図が難しいのだ。枝の入り具合もいい感じのところを探さないといけないが,いい感じのところを見つけても背景がイマイチだったりする。さらに,集合体だから,ピントをどこに合わせるかも難しい。1つだけの花ならおしべ,めしべなどピントを合わせる場所はだいたいセオリーがあるし,花が3つまでならこれもセオリーがある。たくさんあるとそれもいろいろ考えて決めなくてはならない。
三つ目は,天候である。意外に晴れない。1つ目のところともかぶるが,白い花なのでしっかり光が当たってくれていないと美しくない。かといって,光が強いと影も強烈になるので,コントラストが強くなりすぎたりする。曇りだとまた微妙に美しくない。さらに,春は風が強い時が多い。枝が揺れているとブレるので,ひたすら風が止むのを待つ。待っているうちに光の具合が悪くなったりする。

というわけで,桜の花の写真がうまく撮影できるのは奇跡に近いのである。

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 高槻情報へ
にほんブログ村