[2015年8月11日]
大手進学塾「早稲田アカデミー」(東京都豊島区)が長野県山ノ内町の志賀高原で開いている夏合宿で、中学3年生約340人から預かったスマートフォンと携帯電話計約100台や財布などの貴重品を紛失していたことが10日、分かった。同塾は9日、県警中野署に被害届を提出。同署は窃盗事件とみて捜査している。(毎日)
関東の塾はよく知りませんが,何なんでしょうね?
記事によると塾は「数人が相部屋のため、子ども同士の盗難やトラブルを防ぐ目的で貴重品を集めた」と説明。
ルームメイトのものを盗むようでは勉強以前の話。
それに,スマホやお金を持ってこないように指導すれば何も問題ないではないか。
こういう塾の合宿は勉強した気になるだけで,あまり実のないものになりがちだ。
遊びに行ってくる感覚?
実際,タイムテーブルとか見るとキャンプファイヤーをやってるし,思い出づくりか?
それに3000円程度は土産代として持ってくるように指導していたらしい。
3泊とか4泊の合宿に8万円くらい払って,学力ではなく悲しい思い出を持って帰るだけ。
悪口書いてもしょうがないが,一定の効果はたしかにあるだろう。
1日10時間,総じて40時間勉強するらしいから。
そして,メンタル的な向上も期待できるとか。
親としても,まあそういうものだと,塾の言われるままにお金をかけてしまうのだろう。
実は,学校勤務時代に勉強合宿をやったことがある。
私がやると,このようになりました。
日課表
同じ4泊でも休憩込みの40時間ではなく正味52時間プラスアルファという勉強時間を確保した。
朝8時に勉強開始,夜23時〜24時ごろまでずーーーーーっと勉強。
当然,遊び要素は一切なし。
勉強だけして帰ってくる。
このときは,学校が盆休みなので,学習時間をかせぐために合宿を導入した。
実際は,合宿をすると往復に1日取られるので効率はよくない。
家でひたすら毎日13時間やった方がたくさん勉強できる。
学習量という点からだけ見ると,合宿しない方がよいかもしれない。
では,どうして大手塾が合宿を大規模に実施するのか。
きまってるでしょ?
おそらく,ホテルを貸しきるにしても,一人あたり3万円以内の実費で合宿を実施できる。
一人8万円いただくと5万円の利益。
そして,この大手塾は10000人以上参加するのだ。
さて,掛け算のご用意を!
50000円×10000人は?
そう5億円もうかるのですね。
うらやましい・・・
いやいや,
でもマジでウチの塾でも夏期合宿をやるかもしれません。
内容は「自然体験アドベンチャーサバイバル合宿」みたいなのをイメージしている。
ちょっと山の中の土地で,いろいろな体験をさせたい。
まあ,そのうち実現しようと思っている。
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