パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2010年4月4日]

就職浪人

内定をもらえないまま今春卒業した学生は5人に1人。という記事があった。まあ,そんなものかと読み進むと,名前の出てきた大学名は天理大,近畿大,広島経済大,龍谷大であった。

旧帝大や関関同立などで5人に1人が就職浪人ということはないだろうから,大学のランクがさらに下がると3人に1人くらいが就職できていないような気がする。

やはり学歴か?と誤解されているかもしれないが,学歴で企業は判断していると考えてはいけないのだと思う。
企業は本当に優秀な人材が欲しいが故に,結果的にランクの高い学生を採用するようになるのだ。

大学入試は一夜漬けで突破できるようなものではない。ランクが上位の大学に入ろうとすれば,それなりに時間をかけて長期的に準備しなくてはならない。それができた者だけが入学してくる。しかし,下位の大学ほど準備期間が短くて済んだり,AO入試,指定校推薦などもあり,特技があったり学校で真面目にやっているだけで入学できる。だから,きっちりと準備して取り組むという能力が決定的に欠けているのだ。

就職活動も大学入試と同じで,時間をかけて準備しなくてはならない。具体的に自分をどう「売る」かを持たないといけない。それができないから就職できないのだ。

こういう構造があるから,やはり学歴と就職はかなり高い相関があるのだろう。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村