[2015年8月31日]
息子・娘を入れたい学校
週刊ダイヤモンドの特集だが,はたして?
親が関西人なら国公立志向が強い一方,私学なら関関同立や悪くても産近甲龍という大学に行かせたいと思うのがほとんどだろう。
すると,そこから逆算して,そういう大学に進学できそうな高校に入っておくべきと考える。
ところがどっこい,そういう大人の観点から選んだ学校が,その子にとって良い学校であるかどうかは全く別だというのもまた現実。
親が良かれと思って必死になっても,結局は子供の健全な発達を阻害してしまう場合もあるのだ。
そのあたり,柔軟に進路に対峙する姿勢も重要だろう。
記事の中で,藤原和博氏の「自分をレアカード化せよ」というのが面白い。
たしかに,希少な資格を持っている人の方が時給のよい仕事に就いているのは事実。
そういう意味では,私などは「気象」な資格を持っているので断然有利なはずなのだが・・・
別の記事では,塾経営者出身の文科大臣が大学入試の改革をする話。
偏差値偏重が害悪かのような表現は,一般市民の感情を考慮して票に結びつけるのが目的だと思った方がよい。
2020年度から偏差値一辺倒の入試ではなく,人物重視になるからといって,今までどおりの勉強をしなくてよいはずもなく,そういう基礎基本となる学力がしっかりしている人の中で,まさにレアな突出した実力を持つことが求められている。
決して学校の数学や英語の内容が大きく変わることはないし,その競争がなくなることもないし,むしろ不透明な基準で測られることがない学力の重要度が増すと考えておいた方がよい。
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