[2015年9月14日]
竜巻や大水害や火山噴火の報道が続いていますが,いかがお過ごしでしょうか。
「こんなの初めてです」
「何十年も住んでいますが,経験ないです」
テレビのインタビューの答えは,上記のセリフと決まっているようです。
本当に決まっています。
なぜなら,聞く方は上記の言葉を言ってもらうように誘導しますし,言ってもらえるまでインタビューをします。
報道ってそういうもので,報道する側が描いたイメージどおりのことしか報道されないのです。
しかし,本当にこのような経験は初めてなのでしょうか。
いや,確かにその人は経験していないのでしょう。
ところが,その土地に何百年も住んでいたら,こんなことは何度も起こっているのです。
それに,日本列島というせまい国だけで考えても,この数十年で竜巻や大水害や火山噴火は何度も起こっているわけで,このような事象に対して「経験がない」という言葉がどうしても不適切に思えてしまいます。
今日,阿蘇が噴火
辛口のことを言うと,インタビューを受けた被災者の方も,テレビの報道で日本各地の災害を何度も何度も見聞きしてきたはずです。
当然,低い土地は洪水の危険に常にさらされているし,火山の近くは噴火のリスクがあることを知っていたはず。
しかも,今回は特別警報も出ていました。
どうして備えていなかったのですか?
ところで!
「こんな経験は初めてです」ということを,受験生のみなさんは約半年後に必ず経験します。
日本列島というせまい国の中で,毎年毎年,何千〜何万という回数の入学試験が起こっているわけで,このような事象に対して「経験がない」というのはどうでしょう?
辛口のことを言いますよ。
受験で落ちた人は,相当の数の先輩受験生が不合格になっている事例を何度も見聞きしてきたはずです。
当然,低い学力は不合格の危険性に常にさらされているわけで・・・
おそらく模試の業者さんや親御さんから「警報」も発令されているのでは?
(ただし,親御さんが警報を出しても誰も動いてくれませんがorz)
今日から返却予定のVもし
自然災害と受験の相違点があります。
天災は忘れた頃にやってくるというのは寺田寅彦が言ったとか言わなかったとか。
受験は,何月何日とはっきりわかっているのです。
日付が若干ずれるにしても,数年前からわかっているのです。
どうして備えていないのですか?
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