[2015年10月4日]
今年もプロ野球のペナントレースが終盤になり,選手の引退試合が次々に行われている。
今年は特に,昔大活躍したような選手が多く引退するような気がする。
昔は35歳を過ぎたような選手は超ベテランと言われていたが,昨今は40歳を過ぎてもバリバリやっている人が増えた。
とはいえ,やはり40歳を過ぎると,さすがに往年の力が発揮できず,来年は契約しませんよとあいなる。
キングカズなどは別として,サッカーだともっと厳しいだろう。
体力的に40歳を越すとどうしても衰えてくるように思う。
スポーツの世界は,ベテランの経験というのは重要ではあるが,体力的な衰えをカバーするのが相当に難しいのだ。
一般社会では,通常の会社でも60歳まではバリバリはたらくことになる。
顧客との関係など経験とか人脈が重要な仕事も多いだろう。
我々の教育業界はどうか。
教員というのは,それこそ経験がモノを言う場面が多くある。
体力的にも,70歳くらいまで問題なくこなせそうだ。
ところが,公務員も私立の学校も基本的には60歳で一旦定年を迎える。
そして,65歳までは再任用という形で,安い給料で講師として働くのだが,60歳までやっていたのとほぼ同じ仕事をしても給料が半分になるという,何ともモチベーションの上がらない制度となっている。
教員もプロスポーツの選手のように,ダメな人は早く引退して,ちゃんとできる人は長く続けられるようになればよいのにと思うが,きちんと査定できる人がいないというのが現実なのである。
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