[2015年10月9日]
子供のころ,道でフォルクスワーゲンのカブトムシが走っているのを指さして「あっ,ボロクソワーゲンや!」などと言っていたものだが,今回,排ガス規制を逃れる不正をしていたとあって,本当にボロクソな会社だと判明してしまった。
この不正,どうしてバレたかというと,その根拠となる実証データがうまく出来すぎていたというのだ。
なんとも理想的な値ばかりで,非の打ち所がない。
それを聞いて,あの事件と似ていると思った。
あの事件とは,明治大の教授が教え子に問題を漏らし,その教え子の答案が突出して出来すぎていたということからバレたという件。
共通しているのは,バレないようにもう少しうまくやれよ?という話。
まあ,うまくやってもバレたとも思うが,それにしてもお粗末な話が続いている。
そういう意味では,エンブレム問題は,ビミョーなラインで,模倣か参考にしただけか,あるいは偶然か判然としない。
さて,この問題は,実は教育現場では非常に頻繁に直面する。
特に,最近はネットで簡単に何でも調べられるから,OBKTさんの英語のD論でさえ切り貼りだったように,学生のレポートなど,審査の緩いものなら誰かの書いたものを切り貼りすればそれで済んでしまう。
中学生や高校生のレポート提出も,そういう「要領」がよい生徒はカンタンに済ませられるのだ。
さて,試験のカンニングはどうか。
これは,なかなか立証が難しかったりする。
ちゃんと立件するには,生徒がキョロキョロしていたというだけでは苦しい。
やはり,カンペなどの「物的証拠」が必要なのだ。
こんな例があった。
ある試験で,あり得ないような計算ミスをした生徒がいた。
たとえば12÷4=16みたいな。
採点していて,ああ,おかしな間違いをしたなーこいつは・・・足し算と割り算を間違えたのかな?などと思って採点する。
すると,次の生徒も同じ間違いをしている。
???
どういうことだ???
あろうことか,その次の生徒も全く同じ間違いをしてしまっている!!!
ありえない!!!
試験の座席を見ると,3人が縦に並んでいたりして・・・
「カンニングやん!」
まあ,しかし,多くのカンニングは,うまくやっていたりして,教師の眼をかいくぐり,世の中に「完全犯罪」としてやった本人がそのまま墓場まで持っていくケースがたくさんあるのだ。
(俺は2つくらいしか持っていかないけどね←おいっ!)
賢明な塾生諸君には,絶対にカンニングなど不正はせず,正々堂々と頑張ってくれることを希望します。
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