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尾崎塾
富田教室

[2015年10月10日]

カンニングはダメよ

墓場まで持って行かずに,どういうことだったか記しておこう。

記憶している限り,明らかにカンニングと言ってよいことを2回しているのだ。

1回目は中1の最初の定期考査で,社会科の試験だった。
中1の最初の試験は地理の内容。
後に茨木高校の地理の試験で1位を取るほど,自分としては地理は得意科目。
なので,カンニングする必要もないのだが,前に座っていたU君の答案が見えてしまったのだ。
おそらく,その設問を解くときに,ちゃんと考えたら自分でもその答えを書けたとは思うのだが,その問題を解く前に,U君の答案が見えてしまったのだ。
推理小説で,犯人を推理する前に,犯人を知ってしまったみたいな?

当然ながら,試験の答案が返ってきて,おそらく90点は軽く越えた点数だったし,U君よりも良い点数だったと思う。
しかし,何とも気分の悪い試験になってしまった。

そういうわけで,うかつに試験中は周囲に目をやってはいけないのだとその時学んだのである。

が,しかし,


たしか中3の1学期くらいだったか,2度目のカンニングをしてしまった。

この時は,たまたま隣に優秀なCさんが座っていたのだ。
そして,試験は得意の英語。
忘れもしない,「お互いに」を英語にする問題だ。
えーっと,何だっけ?
と,ど忘れしたときに,ふと思ってしまったのだ。
こんなのCさんならすぐにわかるんだろうな?
と,ふと思ってしまったのだ。
ふと思って,目線がその子の答案用紙に行ってしまった。

すると,当然答が目に入ってしまう。
目に入った時にはもう遅い。
見てしまった・・・

しっかりときれいな字でeach otherと書いてあった。

それを見てしまったから自分の答案はそこは白紙にしておくという潔癖な性分の自分であればよかったが,しっかり自分の答案にもそれを書いておきました。はい。

ダメですね。
その試験もおそらく98点くらいだったのだが,何十年経っても後味が悪いということになっている。

まあ,今日ブログのネタとして役に立っているので,人生何事も経験しておくものだと思うことにしよう。


この2回は,どうにも残念な経験だった。


高校になってからは全くそんなことはせず,平和に過ごしてきた。

まあ,大学では,カンニングし放題みたいな試験があったので,そういうのはカウントしないことにしている。
今では考えられないような単位の取り方をしたこともある。


そういえば,気象予報士試験を受けた時のことだ。
あの試験は,会場にもよるのかもしれないが,他の受験生の答案が簡単に見られるような座席だった。
しかし,残念なことに,私はもちろん合格する予定者であり,試験の倍率が20倍であることを考えると,どう考えても自分の答案よりもよい答案を周囲の人が書いている可能性が低いので,全くカンニングする意味がないという状況。

そういう試験は,あまりカンニングを厳しく取り締まっても意味がないということを学んだ。


そういうわけで,カンニングというのは,てっとりばやく自分の点数を増やせることではあるが,成績上位者にとっては全くやる意味のない話。
そもそも,そういうのは不正なことなので,地獄へ行くか天国へ行くかの境目になると思えば,正義を貫くのが賢い生き方であるというのは自明なことであろう。

ちなみに,塾の単語のテストなどは自分で採点させているし,カンニングなどしても全く意味がないので生徒たちはいつも自分に厳しくやっていて感心する。
それでももう少し点数が多いとなお良いのだが・・・
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