[2015年10月25日]
日曜日特訓で,今朝からずーっと勉強している生徒たち。
普段の授業もそうだが,いつも問題を解かせている。
塾の教材は,問題だけでなく解き方のポイントや暗記すべき事項が載っているので,それを見ながら自分で演習していける。
入塾のときに授業の進め方を説明すると,親御さんは決まって「で,わからないことがあったら質問していいんですね?」と聞いてくる。
そして,こちらは,「まあ,別に,質問があったらしてもいいですけど,ほとんど質問する生徒はいません」と答えることになる。
いや,いいんですよ,質問したければいつでもどうぞ。
今日も茨高→大阪薬科大のきれいなおねえさんがずーっと巡回してくれています!
でも,質問する生徒はほとんどいない。
ここがよその塾さんと決定的に考え方の違うところだろう。
親御さんのイメージとしては,わが子がどんどん質問をして,先生がどんどん教えて,どんどんわかるようになる→塾ってすばらしい!
それを高いお金を出して買ってもらうために,よくある個別指導塾ではすぐそばに親切な先生がいてすぐに質問できて,ていねいに教えるようにしているのだ。
質問しない生徒でも,「○○くん,わかる?これはね,こうなんだよ」と先生の方から声をかけて教えてくれる。
つまり,多くの個別塾は親切に質問に答えたり教えたりする風景を売っているのだ。
これに対して,ウチの塾が売っているモノを強いて言えば,各自が自分で問題を解く事実を売っているとなる。
解いて,解き方が身に着いていなければ,答あわせで再度確認して次回にできるようにすればよい。
だいたい,テキストを進めていくと,少しあとにまた類題があって,そのチェックができるようなしくみになっている。
そこでも同じ間違いをしたり身に着いていないことがあれば,前にもどればいいし,できるようになっていれば次に進めばいい。
そのあたりの進行具合をこちらでコントロールしてあげているのだ。
そこで,生徒が質問をする場面があるのかないのか。
「この問題の解き方がわかりません」→答見たらわかるし,例題ですでにやっている
だから,このような質問をするのはあり得ない。
暗記事項を覚えていなくて書けないのなら,それを覚えて書けるようにすればいい。
解けない問題は,解法を覚えてそれを適用できるようになればいい。
こういうのは,説明を受けてわかったつもりなだけではダメで,いろいろなタイプの問題を解くことで適用できるようになっていくのだ。
自分の学力に合ったレベルの問題を解きながら学力をつけるのが最も効率がよいし,定着もするのである。
そして,その演習のときに,質問する必要は全くない。
どんどんやっていけばよいのだ。
そもそもだが,質問できるというのは相当に学力が高くないとできないのだ。
ちょっとやそっとで質問などできるものではない。
だから,質問してくれなくても,こちらが演習の具合を見て,どの部分ができていて,どこがわかっていないのかをちゃんと毎回分析しているのだ。
ひどい生徒は,答が全くまちがっているのに平気で丸つけてるので油断ならない。
ちゃんと見ているので,あまりにひどいとイエローカード。
累積するとやる気なさすぎということでご退塾ということもある。
ウチの塾って,辞める生徒を引き留めない。
そのあたりも他のところと対応が逆になっておりますので悪しからず。
とにかく,教材をすべて置いて帰らせているのはそういうこと。
普通の塾は夕方に出勤して夜に授業しておしまい。
ウチの塾は昼間にずーーーっと演習内容のチェックと次回の授業内容の設定をしている。
実力考査の前だとか,定期考査の前だとか,解くスピードだとか,得意不得意などなど個人個人の様々な要素を考えて,個別に細かく設定するのだ。
世に「個別指導」と看板を出しているところよりも,確実に個別に指導しているのである。
よその塾さんには絶対にできないしくみで生徒の学力を最大限につけるようにやっているのだ。
そういうわけで,質問しなくても全然大丈夫!
もちろん,質問してくる生徒もいるが,問題文が読めていないという場合が多い。
問題の意味がわからないと解きようもないので,そういう場合は質問した方がよいだろう。
これは質問しないと話にならないとか,これは自分でなんとかするレベルだとかの判断力も授業で養われているのだ。
授業とは別に,自習の内容でも学校の宿題でも質問はいつでもOKだ。
ただし,授業中にたくさん質問するというのが想定されていないというのがなかなか説明してもわかってもらえないので書いてみた。
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