[2015年11月5日]
公立高校を受ける中学3年生には大阪進研さんがつくっている大阪府立高校入試問題過去5年分を配布します。
書店で買うと1800円もする代物です。
未習の分野もあるでしょうが,年内に2年分くらい解いておくことをおススメします。
どのようなレベルの問題がどのような形式で出題されるのかを把握しておくことが,今後の勉強の仕方を考える上でも重要なのです。
もちろん私立高校入試の前後に解いてみるのも良いです。
各自計画的に利用して下さい。
作文など,自分で採点しにくい部分は塾に持ってきてくれたら見てあげます。
どの科目もそうですが,時間をきっちり測って解いてみてください。
時間感覚が鈍い生徒は,試験で時間が足りなかったり,熟考すべきところをすっ飛ばして時間が余ったりして得点が伸びません。
また,中学1,2年生も含めて全員にV−passという資料をお配りします。
これで各高校の進路データや難易度がわかります。
志望校選びの参考にしてください。
ただし,私立高校は大阪府内のところしか掲載されていません。
以前にも紹介したように高槻市から近い京都府の学校でよいところがあります。
気になる高校がある場合はご相談ください。
さて,大阪府の公立高校入試では,特に今年から内申点が各中学でバラバラの絶対評価となります。
ですから,自分の中学が例年よりも評定を高くつけるか低くつけるかは全くの未知数です。
こればっかりは運ですから,とにかく冊子に載っている合格圏よりも高い学力をつけるしかありません。
一般論を書くと,このように合否ラインがよくわからない入試になるので,公立中学の先生の性質からすると,それでなくても安全圏を勧めてくるのに,さらに超安全圏の高校を勧められる可能性があります。
内申点は,中学校によって差があるでしょうが,おそらく高くつける学校が多いと思います。
今までの相対評価だと5段階の全員の平均は当然3.0になります。
ところが,絶対評価だと5や4をたくさんつけてもかまわないので,少しでも入試で有利になるように高い評定をつけてくれる先生が多いはずなのです。
勝手な予想ですが,平均3.8くらいにする学校も出てくると思われます。
一方で,いじわるな先生に嫌われたら最後,2とか1を多くつけられるかもしれません。
先生の顔色をうかがう「良い子」になる力が入試で問われるかもです。
(若干,皮肉ですが,でも世の中に出たらそのような力も必要なので,必ずしも「良い子」ぶるのは悪いことではないかもしれません。)
横道に逸れましたが,ご不明な点がありましたら遠慮なくご相談ください。
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