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尾崎塾
富田教室

[2015年11月6日]

科学雑誌の力

とある生徒さんが,
「先生,読まれますか?」
と,科学雑誌のNewtonを持ってきてくれた。

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おっ!ノーベル賞の緊急特集号だ(^O^)/


Newtonについてはすごく思い出があって,たしか高校生の時に創刊だった。
もちろん科学大好き少年だった私に,親が買ってくれたのだ。
しかも毎月。
何やらバインダーに綴じていけるようになっていた。

実は,私の親は公務員だし,そんなに裕福な家庭ではなかった。
なのに当時でもNewtonは一冊800円もしたのだ。
子供ごころにも「高っ」と思ったが,このような本や雑誌など,教育に関することにはしっかりお金を使ってくれていたことに今もずっと感謝している。

当時の科学雑誌といえば,科学朝日というのがあって,自分の好きな分野が載っている号は買って読んでいた。
科学朝日はどちらかというと大人向けで,それはそれで良かったのだが,Newtonは有名な地球物理学者であった竹内均さんが編集長ということもあって,地学大好きな中高生には最適の科学雑誌だった。

その雑誌を塾の生徒さんが持ってきてくれたのでうれしかったし,そういう雑誌の買える環境にあるご家庭がすばらしいと思う。

他に,天文好きの私は天文ガイドやBCLをやっていたのでラジオの雑誌などもよく買っていた。
実際にいろいろな現場でセミプロと呼べるようなマニアックな大人が読む雑誌からいろいろと学ぶことが多かったのである。
これが,学校で学ぶことと実際の現場との架け橋となって学力がついていった気がする。

将来,理科系の方面を考えている中高生は,親におねだりしてでもこのような科学雑誌を読むといい。
学校で習うこととは別にいろいろと最新のことを知っておくのだ。
そして,それがよい予習にもなり復習にもなり,サイエンスの考え方が身に着いていくというわけ。
ゆるぎない学力というのは,科学雑誌でついていくのだ。


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