[2015年11月7日]
塾のある摂津富田から車で10分ほど山側に行くと,京大の阿武山地震観測所があります。
今日は,気象予報士仲間の方々と見学に行ってきました。
地元なのですが,数年前までは一般公開しておらず,この秋に耐震改装もしていて,やっと見学できました。
ようするに,微小な地震の観測をしているので,人がヅカヅカ入り込むのは基本的にありがたくないようです。
地下には地殻変動を測る傾斜計があって,そこに人が入るとその体温だけで観測装置が反応してしまうくらい鋭敏な装置があるのです。
今は,微小地震の観測は他の観測所に移ったし,昔の地震計をこちらに持ってきて,一種の地震計博物館のようになっていました。
これ,かなり古い地震計のようです。
昔は紙に煤をつけて,それを麦わらの先につけた針でひっかいて測定していたとか。
他にもたくさんの興味深い装置が並んでいました。
地震観測所だけでもいろいろ勉強になりましたが,今日は気象予報士の方々が来られているので,安威川ダムの見学にも行きました。
建設課長さんがレクチャーしてくれたのですが,一般の見学者の方々用ではなく,気象予報士向けに,過去の降水をどのように解析してダムの計画をしたかなど,かなりマニアックなレベルの話をしていただけました。
今年は鬼怒川の氾濫もありましたが,安威川が氾濫しないように,ちゃんと科学的に治水計画をやっているようです。
たいへん有益でためになりました。
2020年ごろの完成に向けてやっておられるようです。
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