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尾崎塾
富田教室

[2010年4月12日]

低気圧通過後

雨である。今日は全国的に気圧の谷に入り、雨。
西から東へ低気圧が通過中。

おそらく当たる予想。

「寒くなる。」

春に移動性の低気圧が東へ行くと西に高気圧が来て、いわゆる西高東低の気圧配置となる。冬型の気圧配置であるから北から冷たい空気が入ってきて寒くなるというわけだ。

気象予報士は天気の予想をする人。ここでいう予想とは科学的、統計学的根拠に基づいて未来の現象をある確率で予測すること。

予言と予想はどう違うのか。

どちらも未来を語るのだが、予想(少なくとも理科用語として)はその根拠が世間に公開されており、批判を受け入れる態勢がある。難しく言うと反証可能性があるのだ。一方、予言はその根拠が語られることが一切なく、反論や批判を受け入れる余地のない発言である。

私は気象予報士のはしくれであるし、受験生の行く末を予言したりはしない。長年の経験と最新のデータに基づいて的確に予想し、その対策をするのが仕事である。悪い予想の根拠が演習不足であれば、演習をさせることによって、予想を変えることが可能である。これが受験対策ということだろう。


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