[2015年11月15日]
団体戦というと,未だについ熱くなってしまいます。
今日は大学の軟式庭球部のOB会があって,当時指導していただいた大先生を囲んで食事をします。
大先生という方も大学の先輩で,後輩の指導をしていただいてたわけです。
何世代も離れた先輩方といっしょに食事ができるのは,やはり団体戦で部員が一体となる感覚が世代を超えての一体感につながっているのです。
たまたま私が大学に入ってすぐ,インカレの団体戦で全国3位という快挙をなしとげました。
だから,あの時のメンバーだったということで,何世代も上の先輩から声をかけていただけたりするのです。
だいたい,酒の席ですが肴になるのは春秋のリーグ戦=団体戦の話題です。
みんなそれこそ命がけでやっていたので何十年経ってもあの時はあーだったこーだったといくらでも思い出すのです。
国立大学とはいえ,やはり体育会ですから,上下の関係はそれなりにありましたが,おそらく会社の上司と部下といった関係に近いのだと思います。
だから,いろいろな企業の就職の時に体育会出身の学生は非常に好意的に迎えられるのでしょう。
どういうわけか,私などは先輩にかわいがられる方で,いろいろと得をしてきました。
相撲部屋で「かわいがる」というとかなりのしごきを連想しますが,私の場合は本当に好意的に接してもらえたのです。
うーん,人徳かな?(←絶対ウソ)
今日お会いする大先生が勤めていた高校(全国大会常連)の練習を手伝わさせていただいた帰りに焼き肉をおごっていただいたことがあります。
その時に少し遠慮がちにしていると,「なあ,遠慮してたらあかんで。今食べさせてもらっているのと同じことを,将来自分の後輩にしてあげたらええんやで」とおっしゃったのです。
この言葉は,ほとんどその後の自分の人生を決定づけたと言って過言ではないのです。
当時,おぼろげながら教員の仕事をイメージしていたのですが,教育っていうものの本質は「恩返し」なのだと理解できたのです。
そういうわけで,自分の後輩=下の世代に自分の持っているいろいろなことを伝授していき,その教え子たちがさらに下の世代に伝えていってくれることが自分の人生の喜びとなっているのです。
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