[2010年4月17日]
欧州の空路が大混乱である。
アイスランドの火山噴火が原因。
どうして火山噴火で飛行機が飛べないのか。
灰で視界が悪くなるから? NO
滑走路が灰で埋まるから? NO
火山の熱で飛行機が燃える? NO!NO!
火山の爆風で飛行機が墜落するから? NO!NO!NO!
正解は、火山灰がエンジンを止めるから。
なぜエンジンを止めるかというと、火山灰は主にガラスでできていて、エンジンに吸い込まれるとエンジンの熱で水あめのように溶けるから。べちゃっとガラスがエンジンにこびりつくと止まるわな。
だから、アイスランドの火山から火山灰が風に乗って欧州上空に飛んできて、欧州上空は飛行機が飛べなくなったということだ。風向きによってはしばらくこの状態が続くだろう。
ちなみに、大きな火山噴火があると、その影響で日射が遮られて世界の気温が下がる。1991年のピナツボ火山の噴火では世界の気温が0.5℃下がったようだ。あのときは、空気中の微粒子が多かった影響で、夕焼けが異常に赤くきれいな日が多かった。そういう効果もある。
とにかく、今回の航空機への影響があまり長くならないことを祈る。
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