[2016年1月18日]
センターの自己採点が各予備校に行き,明日のうちにほぼ集計が終わる。
それをもとに水曜日にボーダーライン・合格可能性ラインを確定し,水曜の夜には判定システムが稼働する。
各高校には木曜日に帳票を配布して,金曜日に各高校で生徒が受け取るというのが一般的な流れだ。
ということは,普通に過ごせば金曜日に生徒は自分のリサーチを見て,そこから考えはじめるということになる。
そういう指導をしている私立高校は多いだろうが,そういう指導をしている私立高校は信用しない方がいい。
つまり,水曜日の夜中には各予備校のシステムがウェブ上で稼働するのだから,木曜日の朝には各生徒の判定は出ているのだ。
だから,それを見て木曜日には面談をして受験校の選定をはじめることができる。
実際のところ,志望校選定から出願まで,あまり日がないのだ。
1日でもしっかりと考える余裕がある方がよい。
出願するかどうか微妙なラインを考える上で,この1日の差はかなり重要なのだ。
あとは,先生のやる気が測れるという話。
水曜日の夜中は徹夜するくらいの覚悟=生徒への愛情がないようではダメ。
私立高校の教師はそれくらいでないと。
某K高校や某O高校の先生の中にそういう先生が何人いることやら。
特に某O高校は惨憺たる結果だったようで,いろいろ書いたことが事実であったことが証明されたようだ。
(あまり書くとイヤガラセメールが来るので書かない)
さて,実はセンターリサーチを待っていなくても,ちゃんと面談して生徒のメンタル調整をしておくべきなのだ。
やり方を教えてあげるから某高校の先生方は参考にしてください。
以前に紹介したパスナビで志望大学の難易度を見ます。
今年のセンター平均点は速報値では昨年とほぼ同じ程度なので,昨年のデータ値がほぼそのまま使えるでしょう。(正確には傾斜配点も見てあげた方がいい)
たとえば,大阪市立大の文学部としましょう。
掲載されているセンター得点率は75%です。
そして該当生徒の得点率が65%だったとしましょう。
すると,この生徒は得点率で10%ほどビハインドだと考えられます。
次に,入試科目のページを見ます。
配点が書いてあります。
センターの配点が450点で2次が400点です。
センターで10%のビハインドということは,450点の10%だから45点のビハインドということになります。
それを2次の400点で挽回可能かどうかという話をしてあげることができるのですよ。
その判断の仕方は,ちょっと経験が必要なので,よく研究されたい。
少なくとも,2次配点よりも多いビハインドなら逆転不可能だということくらいはわかりますね。
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