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尾崎塾
富田教室

[2016年2月2日]

異次元の塾

先日,特訓が終わって片付けている時間に,ある人が訪ねてきた。

「塾長と話がしたい」

すわ,クレームか?!

「茨木で塾をやっていまして」

ん?どこや?

「近所に住んでまして」

はあ?

「一度,どんな人がやってるのか話してみたくて」

・・・・

というわけで,少しだけお話しさせていただいた。


どこの塾かと尋ねると,

「茨木塾(仮名)です」

それなら知っている。
ウチの塾よりも前からちゃんとやっておられる塾だ。

高校生とか教えてますよねと聞くと,

「いや,今は高校生は来ないので小中だけです」

とのこと。

「以前は,Hm学園に勤めていました」

なるほど,バリバリ塾の人やな。

「最近,Mブチができたのでたいへんですわ」

たしかに,そっちに生徒を取られたら生徒数は減るわな。

「ところで,ココって,朝6時から授業してるのですか?」

img1
ええ,まあ,と答えると,

「身体は大丈夫なのですか?」

うん,まあ,いつもうまくサボってますからね(笑)

「塾長が全部講義してるんですか?」

でた,困った質問第一号!
いや,その,一斉に講義する授業してませんので。

「若い人が授業してるんですか?」

いや,その,いわゆる講義形式の授業してませんってば。
教材をセットしてやらせているだけだと言うと,

「そんなので生徒が集まるんですか?」

ええ,まあ・・・

「時代ですかねぇ・・・」

いやいや,時代とかそんなのではなく,ウチがそういうスタイルなわけで,他でやってもたぶん成功しないんだな。
それに,こっそり講義形式の授業をしたりもするが,それはこっそりやっているので,内緒の話。
完全に部外者の人にそこまで披露するのもなあ・・・

てなわけで,首をかしげながら帰っていかれた。


まあ,よくわからん塾でしょうね。
でも,たぶん,他でできないことをしていて,それで来てくれているのですよね。
その中心となるのは,やはり生徒を「見ている」ということ。

たとえば,先日もVもしを返却しているが,だいたい,模試を受けなくてもどの程度の学力か,こっちはわかっているのだ。
一応,本人や保護者の方に確認していただくために受検しているが,いつもやっている演習内容で,だいたい学力はわかるし,模試では測れない実力をむしろわかっているつもり。

よくいる「やっているフリ」する奴とかはすぐに見抜かれるし,そういう「眼」で監督されている環境で勉強をすることで,ちゃんと勉強するというのがどういうことかわかっていくのだと思う。


その方の塾のように,近くに塾が来て生徒が減るなんてことはウチの塾ではありえないだろう。
全然普通の塾とはコンセプトが違う異次元の塾だから。
おそらく競争相手がいないというのがウチの塾の最大の強みでもあり弱点でもある。

弱点である理由は,競争しないと普通はそれに胡坐をかいてさらに良くすることをしないのだ。

ところが,根っから定常状態が嫌いなもので,年々進化しているのがウチの塾。

この3年生が出た後も,何か新しいことをやろうとたくらんでいる最中なのである。
(内容はヒミツ)




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