[2016年3月19日]
昨日は大阪府立高校の合格発表でした。
今日も何人かの生徒が報告しに来てくれました。
(まだ報告するかどうかご検討中?の方もおられるようです。お待ちしておりますっ!)
それで,報告に来て,ウチの塾で「おめでとう」と言ってもらえた率は何パーセントくらいあるでしょうか?
あれだけ講習でカンヅメにして,ひたすらストイックに勉強させていたのだから,さぞたくさんだと思うでしょうか。
ウチの塾の「おめでとう」の数は・・・・
実は,
まさかの・・・
0
↑
ゼロと読みます
ん?
ゼロ?
そう,ゼロです。
だって,誰にもおめでとうと言ってませんから。
誤解してはいけないのは,府立高校の合格報告がゼロではありませんよ。
何人も合格して,何人も不合格になっています。
で,合格した人に「おめでとう」と言うのが世間の常識?なのかもしれません。
常識というか慣習というか。
ですが,大阪府立高校に合格したことが,どうしてもおめでたいことだと思えないので,そういう,意に沿わないことを口にしていないだけなのです。
これは,個人的な言葉に対する感覚の問題ですから,他の方が合格した生徒におめでとうと言ってあげるのを妨げるものではありませんので,気になさらないでよいのですが,私は言わないというだけ。
おめでとうは言いますよ。
たとえば,お誕生日はおめでとうです。
そして,今回,高校に進学することについてはおめでとうです。
私の感覚では,年齢を重ねて,今日まで無事に過ごしてきたことに感謝するのがおめでとうだったりします。
あるいは,最終的にめざしていた到達点に達した場合はおめでとうです。
スポーツの大会で優勝したりすると,おめでとうですね。
そういう意味で,高校の合否とか大学の合否は最終的に目指すところでは全くないので,希望のところにとりあえず入ることができて「よかったね」くらいの声かけになります。
逆に,公立高校が不合格でもかえって私立高校の方が「よかった」という場合も多いので,いずれにしても合否にそんなに頓着しないのがウチの塾のスタイルです。
ただ,入試というのは目の前に目標が設定されますので,集中してすごく勉強できます。
学力を伸ばすまたとない機会ですから,これを利用して,賢い頭をつくってもらえたらよいと思ってやっています。
余談ですが,某M渕塾などは,K高校の合格とか文理科の合格の数しか興味がないようで,そういうところに合格した生徒には「おめでとう」と言ってあげていると思われます。
このおめでたいのは,その合格数が一人でも多いと自塾の広告宣伝に利用できるので,次の塾生確保のためにとても有用なのです。
会社の経営的に,とても「おめでたい」ので,そのおめでとうは,生徒に対して言っているのではなく,自社がおめでたいという意味なのですね。
その生徒が合格して「おめでとう」と言っているのではないのです。
合格数が増えれば,誰だっていいのです。
その証拠に,そこのHPを見てズッコケました。
なんと文理科合格の2人に一人がこの塾から・・・と思わせといて・・・
皆までは言いませんが,こんな書き方をする塾はこの世から消えたらいいのにと,本気で思いました。
ちゃんとした「おめでとう」という言葉が欲しかったら,本当にちゃんと最終目標を達成するとか,あるいは長生きして下さい。
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