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尾崎塾
富田教室

[2016年4月6日]

読書の春

いや,読書の「秋」やろ!?

しかし,考えてみると読書に季節なんか関係ないだろう。
ここで言っときたいのは,新学年にもなったし,読書を積極的に始めてみてはどうかということだ。

たとえば,月に1〜2冊は必ず本を読むとか。

本来なら,このようにノルマを決めるのはナンセンスなのだが,とっかかりとしては良いかもしれない。
本というのは読みだすとやめられないものだ。

とにかく,学力をつくるのには読書が有効である。

極端に言うと,読書しないと学力はつかないとも言える。
それくらい,読書することをお勧めする。

だいたい,学校で習うことを身に付けるというのは,実際に学校の外で経験しないと難しいのだ。
そして,読書によって,その経験値をどんどん増やしていけるというのがその理由だ。


自分の経験上も,読書によってつくられた学力が多い。

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写真の右はコナンドイル。
そう,推理小説。
ほとんどの作品は中学生の時に読んだ。

中学の時には,こういう推理小説や星新一などのSFが好きだった。

ドイルの作品で,ホームズの観察眼に驚いたが,これも科学の観察をするときに少なからず役に立っている。
何を観察するにしても,ホームズのように他の人が気づかぬようなことも気づいてやろうという野心が芽生えたのだ。


左側の本は講談社のブルーバックス。
このブルーバックスは高校生の時にたくさん読んだ。

今読み返すと,最近話題になった重力波についても書いてある。
この本の著者は,重力波を通信に使う特許を申請していたそうだ!
もちろん,当時は観測できるかどうかさえわからない時代なのに。

とにかく,科学の本を読むことで,そういう最先端の科学が垣間見れる。
学校で学ぶ内容が将来どのような方面につながるかイメージしやすくなる。


科学系の本が好きではあったが,高校生の時は一般的に「有名」な小説もよく読んだ。

カフカの「変身」など,ちょっと変わった本も読んだ。
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必読書ではないが,意外に多く変身の例として登場する。

読んでおいて損はなかったと思える一冊だ。

文学史によく出てくるような本はヒマな高校生の時にたくさん読んでおくことをお勧めする。

自分の場合,電車通学であったことが大いに役立った。
毎日,一定の読書の時間が確保されていたのだ。
よく,学校選びのときに近い学校を選んでしまう生徒・保護者がいるが,むしろ電車に1時間くらい乗る学校を選んだ方が,いろんな経験値を増やすことになる。

一見遠回りなようで,実はホンモノの学力をつけるために有効なことがある。
その好例が読書。
読書は,直接学校の勉強に関係しないように思えるかもしれないが,実際は学力の基盤をつくる重要な役割を果たすのだ。




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