[2016年4月9日]
サンデー毎日に,今年の高校別合格実績が載っている。
ウチの塾生が通う中学校が進路指導すると,だいたい上位から関西大倉・追手門学院・大阪青凌・金光大阪の順に割り振っていく。
それらの高校の実績を拾ってみた。
上位大学の目安として,京大・阪大・神大と大阪府立・市立大の数と,旧帝大の数を合計してみた。
まず,関西大倉だが,ここの特進Sは北野や茨木などのトップ校の併願という位置づけ。
したがって,千里や春日丘以上,北野や茨木未満という高学力の生徒が相当数入っている。
これらの生徒は,もともとそれなりに力があるので,普通に授業をして放置しておけば,勝手に塾や予備校で勉強して上位国公立大に合格してくれる。
次に,追手門学院は,選抜クラスにかなり高学力の生徒を入学させている。高校入学時の学力的には関西大倉と遜色ないだろう。したがって,普通に授業して放置しておいて,塾や予備校に通わせたら,もう少し多くの人数が上位国公立大学に勝手に合格するはずだ。なのに,京大・阪大・神大の上位3大学に浪人生が1名のみ合格というのはどういうことか?生徒を拘束して塾や予備校に行く時間を奪っておいて,しかも恐ろしく学力のつかない指導をしているとしか考えられない。
大阪青凌は,最近コンスタントに上位3大学に合格させていたが,今年はゼロ。想像だが,この学年は枚方とか寝屋川方面から大量にお行儀の悪い生徒が入って来て,人数も膨れ上がってしまったので,学習指導に例年どおりのことができなかったのではないか。それに気づいて,今は人数も絞って,お行儀悪い連中は締め出したので,来年以降は復活するのではないか。
金光大阪は,最近パッとしなかったが,今年は京大に合格など,明らかに追手門学院よりも良い結果だ。京大は内部進学と聞いたが,それにしてもよく伸ばしたのではないか。ひょっとすると,関西大倉や追手門学院に行くよりも値打ちのある高校かもしれない。グランドもきれいになったし。
ようするに,中学校の進路指導の順番で高校の偏差値レベルが決まってしまうのだが,その偏差値レベルと中身がちゃんとしているかどうかは全く別なのだ。
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