[2016年5月7日]
たとえば,塾にこんな雑誌を置いてあるのだが,気づいているでしょうか。
おそらく,誰も手に取って見たことないのでは?
これは,雑誌に書いてあるとおり,「意欲ある中学生」のための数学雑誌です。
有名私立高校の入試問題が載っていたり,いろいろな解法を紹介していたりして,数学が好きな生徒にとってはうれしい雑誌です。
そこに,この5月号では三平方の定理が解説されています。
現行の教育課程では,三平方の定理を学校で習うのが中学3年生の最後の方です。
中3の最後といえば,もう入試があります。
塾の付近の学校でも,1月になってから三平方の定理を学び始めたりしています。
それで,2月の入試にバッチリ出題されたりします。
間に合うのでしょうか。
いや,間に合いませんね。
ウチの塾はよほどできる生徒でない限り,復習内容を完璧にする方向でやらせますが,この三平方の定理だけは学校で習っていなくても冬期講習でやらせたりします。
あまりにも学校でやるのが遅いからです。
しかし,考えてみると,別に学校で習わなくても,こういう雑誌で個人的に学んでも理解できる内容なのです。
数学が得意であれば,なおさら,雑誌の記事を読んでどんどん問題を解けば,普通に使いこなせるようになります。
そうやって,早くから三平方の定理に慣れている生徒と,学校で昨日習ったばかりの生徒が同じ入試問題を解いて,差がつかないはずがありません。
このように,特に好きなことであれば,どんどん先にやっていけばよいのだと思います。
もし,数学が好きな生徒がいたら,塾の雑誌を一度手に取って見てください。
過去何年分もあります。
ご希望なら貸してあげますよ。
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