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2014年1月12日
短兵急というと、あまりに急な様子、突然行動するさまを言い、批判的意味を込めて用いられます。 大辞林をひくと、「あまりにも短兵急な話で対処に困る」「短兵急に結論を急ぎすぎる」などと用例が出ています...(続きを見る)
2014年1月13日
強い向かい風は、苦難や逆境の隠喩として使われます。どんなに進取の気性の持ち主であっても、激しく吹き付ける風に、その気概をくじかれるかもしれません。 ある意味、こうした困難に遭遇した時にこそ、...(続きを見る)
2014年1月15日
史記(淮陰侯伝)に、「時は得難くして失い易し」という言葉があります。 好機はなかなか得ることができず、たとえ好機に恵まれても油断しているうちにとりにがしてしまう──という意味です。 ...(続きを見る)
2014年1月16日
前漢時代、武帝が皇位に就いていた頃の話(出典『史記(李将軍列伝)』)です。 とても武勇に優れたことで知られる李広将軍は、異民族の匈奴征伐の任に当たります。敵兵四万騎に対し、李広の軍勢はたった...(続きを見る)
2014年1月17日
物事の理解の仕方が中途半端なことを「一知半解」と言いますが、この語源は、中国の「詩話・詩弁」にあります。 「詩話・詩弁」にはこうあります。 「有透徹之悟、有但得一知半解之悟」 全てを...(続きを見る)
2014年1月18日
「万学の祖」と称され、中世ヨーロッパの学者たちから熱い信奉を受けたアリストテレスですが、この人類史にのこる天才も、いくつかの間違いを犯しています。 そのあやまちの一つは、紀元前4世紀から16世...(続きを見る)
2014年1月19日
1994年、当時最も人気のあった人文学系の評論雑誌の一つ『ソーシャル・テキスト』誌に、『境界を侵犯すること:量子重力の変換解釈学に向けて』(Transgressing the Boundaries:...(続きを見る)
2014年1月20日
中国のお話です。 その昔、楚という国で、ある人が舟に乗り川を渡っていました。ところが何を誤ったか、大切な剣を水中に落としてしまいます。さらにこの人、またまた何を思ったのか、慌てて舟べりに印を...(続きを見る)
2014年1月9日
「切」は切る、「磋」はあらく磨く、「琢」は形を整える、「磨」は磨く意味を持ちます。この四つを組み合わせた言葉が、「切瑳琢磨」で、学問を行い、徳を修めるために、ひたすら努力を重ねること。あるいは友人同士...(続きを見る)
2014年1月8日
昔の子供たちは、うそをつくと、閻魔(えんま)様に舌を抜かれると脅されたものですが、勿論俗信による民間伝承の一つで、夜に口笛を吹くと蛇が出るなどと同じたぐいです。 この閻魔という地獄の主は、実...(続きを見る)